DUV(深紫外)卓上型分光放射照度計
GL SPECTIS 4.0 M は、電子冷却( または熱安定化) 裏面入射型CCD センサを搭載した高精度・高解像度・高感度のモジュール型分光放射照度計です。 ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能なデザインと、プローブやフィルターのアクセサリーによって、実験室と製造現場における様々なアプリケーションに使用できます。
センサはペルチェ素子により温度コントロールされており、周囲温度の影響が最小限に抑えられます。これによりノイズとダーク電流が軽減され、高精度の測定が可能になります。
分光放射照度計、照度測定、輝度測定、深紫外、DUV、UV LED測定、TM-30、光合成有効放射(PAR)、光合成有効光量子束密度(PPFD)、(光生物学的安全性(EN 62471)、高感度タイプ
GL SPECTIS 4.0 M
UV LEDの開発で注目される波長域200-400 nmにおいて精度の高い測定を実現
・電子冷却( また熱安定化) 裏面入射型センサーを採用し、ダークとノイズを最小限に抑え測定精度を向上
・200 nm ～ 1050 nm の波長域をカバー
・色度座標不確かさ：± 0.0015
・積算時間：10 ms ～ 60 s
・高度なフィルターにより、ダイナミックレンジを拡大
・1 lx レベルの低照度測定を実現
・シャッターによるダーク補正
・自動検出機能を備えたオプションプローブ
・イーサネット接続可能/ 専用のソフトウェアSPECTROSOFT Mでデータ解析
・照度 [lx]
・光束 [lm]
・演色評価数 (CIEに準拠)
・色温度 [K] (CIEに準拠)
・色座標 (CIE1931およびCIE1964に準拠)
・色忠実度／色域 (TM-30 IESに準拠)
・PAR / PPFD (光合成有効放射 / 光合成有効光量子束密度) [µmol]
・光生物学的安全性 (EN 62471)
・放射エネルギー [mWatt]
※他、ソフトウェアのグレードアップにより項目追加可能です。
高感度・高精度を実現するカスタマイズ可能な分光放射照度計
| 型番 | GL SPECTIS 4.0 M UV-VIS-NIR | GL SPECTIS 4.0 M UV-VIS-NIR TEC | GL SPECTIS 4.0 M UV |
| 波長範囲 | 200 - 1050 nm | 200 - 400 nm | |
| 分解能 / 半値幅 | 2.5 nm | 3 nm | 0.5 nm |
| 波長精度 | 0.5 nm | 0.2 nm | |
| データ間隔 | ～ 0.5 nm | ～ 0.1 nm | |
| 積算時間 | 10 ms - 10 s | 10 ms - 65 s | 10 ms - 10 s |
| 放射測定精度 | 7 %(200 - 220 nm) 5 %(220 - 550 nm) 4 %(500 - 1050 nm) |
6 %(200 - 220 nm) 4 %(220 - 550 nm) 3%(500 - 1050 nm) |
4 %(200 - 400 nm) |
| 迷光(LEDの場合) | 2E -4 | ||
| 非線形性 | 0.5 % | ||
| センサ | 裏面入射型CCD | 冷却裏面入射型CCD | 裏面入射型CCD |
| ピクセル数 | 2048 | ||
| A / Dコンバータ | 16 bit | ||
| S / N比 | 1000 : 1 | 500 : 1 | |
| フリッカー補正 | ✓ | ||
| 温度センサ / ダーク補正 | ✓ | 冷却あり (-5 ℃) | 冷却あり ※オプション* |
| 色座標の不確かさ | ± 0.0015 | N / A | |
| 自動シャッター | N / A | ✓※オプション | N / A |
| 自動フィルターホイール(4つまで追加可能) | N / A | ✓※オプション | N / A |
| インターフェース | |||
| PC接続 | イーサネット | ||
| トリガ | 固定端子4-pin | ||
| データフォーマット | XML | ||
| 光ファイバーコネクタ | 取り外し可能 | ||
| ソフトウェア | |||
| ソフトウェア | GL SPECTROSOFT M | ||
| ソフトウェア開発キット | DLL ドライバ | ||
| プロパティ | |||
| 周辺温度 | 5 - 30 ℃ | ||
| 寸法(H x W x D) | 70 x 250 x 300 cm | ||
| ラックアダプタ | 2U 19" ※オプション | ||
| 重量 | 5 kg | ||
| 電力 | 5V / 5 A DC | ||
*安定温度：15 ℃
UV-VIS-NIR 領域における不確定性を低減
電子冷却裏面入射型CCD により、検出器の温度安定が確保され、周囲温度の影響を受けません。ノイズとダーク電流が低減され、紫外線領域(UV-C LED) の低信号レベルの照度測定が可能です。
冷却されていない検出器の露光時間は、冷却されている検出器に比べて30％長くなります。また冷却されている検出器によるスペクトルデータは、ノイズが顕著に低減されていることが分かります。
左スペクトル：冷却機能なし
右スペクトル：冷却あり（-5℃）
アプリケーション
・DUV-VIS-NIR領域スペクトルの高精度な評価
・UV殺菌ランプ
・LED特性評価
・高いパフォーマンスをもった光源評価
・積分球システム、配光測定装置用検出器
・光生物学的安全性評価(IEC62471)や光度測定法(IESNA LM-79-08)に準拠した測定
使用例
① 殺菌ランプの評価
UVC領域に相当する紫外線は、空気や水、あらゆるものの表面の浄化・除菌・殺菌などに広く使用されています。ウイルス、細菌、酵母、様々な菌類に対するUVC深紫外線の殺菌効果は、波長によって異なります。200 - 1050 nmのスペクトル観測が可能なGL SPECTIS 4.0は、殺菌システムで使用されるUV LEDの高精度な評価に最適です。
② 害虫駆除ランプの評価
UVC領域に相当する紫外線は、空気や水、あらゆるものの表面の浄化・除菌・殺菌などに広く使用されています。ウイルス、細菌、酵母、様々な菌類に対するUVC深紫外線の殺菌効果は、波長によって異なります。200 - 1050 nmのスペクトル観測が可能なGL SPECTIS 4.0は、殺菌システムで使用されるUV LEDの高精度な評価に最適です。